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二日酔いの日には、飲む点滴を。

 

飲み過ぎてしまった・・・翌日に辛いのが二日酔いですね。
そんなときには、発酵食品のひとつである『甘酒』が効果的です。
酒粕を使用したものより、米麹から作られたものの方がおすすめです。甘酒は冬場に飲むイメージがあり、江戸時代には夏バテ予防に飲まれていたことで知られていますが、二日酔いにも効果があるのです。

甘酒の二日酔いへの働きをご紹介しましょう。

◇エネルギー補給

体に入ったアルコールを分解するためには、たくさんの水とエネルギーが必要になります。もしも、お酒を飲む時に、おつまみをほとんど食べなかったり、体が水分不足の状態でお酒を飲めば、体内でのアルコール分解が進みません。お腹が空いた状態でお酒を飲んではいけないのは、スムーズに分解を進める状況が整っていないため、アルコールが体に回りやすいことも理由となっています。
甘酒は、体内でエネルギーとなるブドウ糖を豊富に含む飲み物です。さらに吸収率が良いので、素早く体に届き少量でもアルコール分解のための環境を整えることができます。甘酒を飲むだけで水分、エネルギーの両方を補給することができます。

◇ビタミンBがホルムアルデヒドを除去

アルコールを飲んでから、8~14時間後に生じる二日酔い。その原因として考えられるのが、血中にあるアセトアルデヒド濃度の上昇です。お酒は体に入ると、体に有害なアセトアルデヒドに分解された後、肝臓で処理され、無害な二酸化炭素と水分となります。お酒を適量に済ませておけば、水分と二酸化炭素が残るだけなので、二日酔い特有の気分の悪さや、頭痛は起きません。しかし、体の処理能力以上のお酒を飲むと、アルコールの分解が進まず、アセトアルデヒドが体内に停滞します。二日酔いは、アルコールの分解が終わっていない、という体からのサインということになります。
アセトアルデヒドは、ビタミンB1によって分解されます。甘酒にはビタミンB1・B2・B6、アルギニン、グルタミンなど、様々な栄養素が含まれています。病院で栄養補給に使われる点滴とほぼ同じ成分を持つことから、『飲む点滴』と呼ばれているほどです。
甘酒を飲むことで、ビタミンB群を補給し、アセトアルデヒドの分解をサポートすることができます。

◇胃を粘膜でガード

薬を飲むときは、できるだけ何かを食べてから、たっぷりの水と一緒に飲むようにと言われることがよくあります。これは、空腹状態で薬を飲むと、成分を急激に吸収し、かえって体に負担がかかってしまうためです。お酒も同じく、何も食べず飲まずのままでは、胃からの吸収スピードが早く、肝臓での分解が追いつきません。そのため、少量のアルコールでも、酔いが回りやすかったり、二日酔いをひ引き起こしやすくなったりしてしまいます。
胃を保護する物と言えば牛乳ですが、甘酒も同じような働きをしてくれます。しかも、アルコールの分解に役立つ栄養も豊富なので、お酒の回りを緩やかにしながら、二日酔い対策にも効果的です。お酒を飲む前に、少量の甘酒を飲むことで、胃と肝臓をアルコールの刺激から保護することができます。

もちろん、飲みすぎないことに越したことはありませんが、もしも二日酔いになってしまったときは、身体に点滴を流すつもりで、甘酒をゆっくりと味わってみてください。