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牛乳の栄養素の効率的な取り方

 

牛乳は、人の体に必要な栄養成分が多く含まれていますが、どのような飲み方をしたら効率よく摂取できるのでしょうか?人間が食べた食品をどれだけ吸収できるかは、その人がそのときにどのくらいその栄養素を必要としているかによって変わってきます。また心が安定し、おいしく食べられることも吸収に関わるといわれています。
ここでは牛乳の栄養についての細かい疑問を解説します。

☆何℃で飲むのが最も栄養の効率が良い?
温度についてはご自分が一番おいしいと思える温度がよいでしょう。冷たすぎると胃腸を刺激して一時的におなかをこわす場合もあります。そういう方はホットミルクがおすすめです。

☆スープやシチューなどの料理にすると栄養価はどうなる?
市販の牛乳はすでに加熱殺菌(9割以上が130℃で2秒の超高温瞬間殺菌)をしてあります。料理などで温めることにより栄養価が変わることはありません。

☆濃度を薄めた方が吸収が良い?
牛乳は液体でたんぱく質や脂質などは細かい粒子となって存在しているので、消化酵素の作用を受けやすく、本来そのままで非常に吸収のよい食品です。

☆お菓子作りなどでレモン汁や酢で固めると栄養価は変わる?
レモン汁や酢を入れて固まるのは、たんぱく質のカゼインが酸凝固をおこすためです。私たちの胃に牛乳が入ると同じ状態になります。牛乳に含まれているたんぱく質の約80%は「カゼイン」です。牛乳を飲んだとき、胃の中では、胃酸によって固まり(凝集)、ヨーグルトのような状態になります。たんぱく質を分解する消化酵素などが自由に入り込めるすき間の多い構造ですから、どんどん分解(消化)されていきます。消化が悪くなるわけではなく、逆に小腸滞留時間が延長され、より消化性は高まります。食品のたんぱく質の消化率を比較しますと、牛肉97.5%、鶏卵97.1%に対し、牛乳は98.8%。牛乳の消化率は主要なたんぱく質食品の中でも最も優れています。

☆牛乳を飲む最適なタイミグは?
お酒の悪酔いを防ぐのには、お酒を飲む前に牛乳を飲むのが良いと言われています。牛乳のたんぱく質が肝臓でのアルコール代謝を進めて、早く酔いをさましてくれます。
また、運動後に牛乳を飲むと良いと言われています。筋力アップのためには、運動後はたんぱく質を欲しがっている状態なので、運動後30分以内に200ml程度の牛乳を飲むのが良いでしょう。牛乳に含まれているペプチドには、疲労回復を助ける効果もありますので、ジョギングやウォーキングなどの運動後に牛乳を飲むことはおすすめできます。
そして、太りにくく、体脂肪をつきにくくするためには、食事の前に200ml位の牛乳をゆっくりと飲むのが良いでしょう。牛乳は、水分以外の固形分が多いので、食前に飲むと満腹感が得られやすく、その後の食事の食べすぎを防ぐことが出来ます。牛乳を食前に飲むと、胃の粘膜を保護して、後から食べた物の小腸への移動や吸収を遅くし、血糖値の急上昇を抑えるので、脂肪がつきにくくなると言えます。