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夏バテ予防に効果的!甘酒で暑さに負けない体をつくりましょう

 

私たちの食生活と切り離すことができない発酵食品。健康維持に役立つ栄養素や成分が含まれることもあって、注目を集めている発酵食品には夏バテ対策にも有効です。
暑い季節になるとどうも体がだるくって……という方も多いことでしょう。いわゆる夏バテは、暑さから食欲が落ちての栄養不足、睡眠不足などから、体がだるい、疲れやすいといった症状のことをいいます。
水分の摂りすぎから胃液が薄まり、冷たいものを食べたり飲んだりしすぎて胃の働きが鈍るなどといったことから、食欲不振・消化不良につながるケースもあります。
また、暑い外気と冷房が効いた室内の温度差から自律神経の働きが乱れ、体に不調がきたすこともあります。

夏バテ予防には食生活の見直しを

まずは栄養バランスのとれた食事が必要です。汗をかくことで、水溶性のビタミンB群やビタミンC、ミネラルなども排出されてしまいます。疲れたときにはエネルギー源となる糖質や脂質、タンパク質が必要ですが、ビタミンB群には、こうした栄養素をエネルギーに代える働きがあります。
さまざまな栄養素を豊富に含み、消化・吸収を助けてくれる発酵食品には、発酵させるためにカビ類(麹)、酵母類、細菌(乳酸菌)などが使われています。
酒や味噌なら、米や大豆といった原料由来の栄養素だけでなく、発酵のプロセスでこそ生まれる栄養素や成分がプラスされます。

甘酒で夏バテ予防

甘酒の原料の米にはデンプンやタンパク質が含まれています。これらに対し、甘酒をつくる過程で、原料を発酵させるための麹に含まれた酵素が働くことで、でんぷんがブドウ糖に、タンパク質がアミノ酸に分解されます。それによって消化・吸収が良くなるので、夏バテした体にもやさしく、栄養補給に役立ちます。
さらに、ビタミンB群や神経を鎮めるGABAなども作られます。また、酵母も麹のように酵素やビタミンB群、アミノ酸などを作るほか、乳酸菌などは善玉菌を増やして腸内環境を整えます。腸内には免疫細胞が集中しているため、腸内環境がよくないと便秘になりやすいだけでなく、夏風邪をひきやすくなるなど、抵抗力低下につながってしまいます。

江戸時代、甘酒は夏バテ防止の栄養ドリンクでした
甘酒は“飲む点滴”あるいは“天然のサプリメント”と呼ばれるほど、人間にとって不可欠な栄養素をたっぷりと含んでいます。
甘酒にはブドウ糖やアミノ酸が豊富な上に、エネルギー代謝に必要なビタミンB群も多く含まれています。暑くて口にものを入れにくいときにも、飲み物なので抵抗が少ないく、栄養価が高く吸収も良く、エネルギーに効率良く替わります。
甘酒と聞くと、なんとなく冬を連想しがちですが、俳句では甘酒は夏の季語。江戸時代には、夏の飲み物として愛飲されていたという文献も残っています。
江戸の庶民にとって、まだ砂糖が高級な甘味料だったころ、甘酒はとてもおいしい飲み物だったことでしょう。また、今のように栄養状態が良くない庶民の暮らしぶりでは、暑気あたりや食中毒などから生命にかかわる深刻な状態になることもあり、甘酒はおいしく栄養補給をしてくれる食品でした。おいしくて気軽に飲める甘酒は、今も昔も日本の人々の疲れた体をやさしく癒してくれるのです。

整腸&リラックス効果も期待できます

甘酒に含まれる豊富な栄養素や成分は、夏バテ対策に止まらず、さまざまな形で体に作用することが期待できます。
甘酒には、食物繊維や善玉菌のエサとなるオリゴ糖が多く含まれています。これらは便秘の予防・改善に役立ち、腸内環境を整える上でもサポートしてくれます。特に、夏は冷たい物を多く摂りがちで、冷房で体を冷やすこともあって、抵抗力が落ちてしまいがちです。免疫機能をきちんと働かせるためには、腸内環境を整えておくことが必要です。甘酒を飲むことで、便秘が解消されれば、肌あれも改善するなど、多くの女性にとって嬉しい作用があります。

さらに、甘酒にはリラックス効果もあります。体や頭が疲労していると、良質な睡眠は得られません。そんなとき、温めた甘酒を眠る前に飲めば、心も体も温かくなる上に、脳に栄養を与えることもできます。
最近はパソコンやスマートフォンで神経が疲弊し、眠り難い人も多いようです。麹菌が発芽する時につくられるGABAが、神経を鎮めて疲れを癒し、安眠に導いてくれます。

夏バテ対策としてはもちろん、健やかな体づくりにも甘酒をぜひご活用ください。