「筋肉が壊れる」という仕組みは、人間のカラダで日々当たり前のように行われています。
運動などにより、筋肉を使ったり、瞬発的に激しい運動をしたりすると、筋肉の組織は壊れます。
しかし、人間のカラダには、壊れてしまった組織を治そうとする力が備わっています。
壊れてしまった組織を治す力の例としては、骨折が挙げられます。
骨折により、1度折れてしまった骨の部分は、元の骨より太く強い骨に生まれ変わります。
これと同じ効果が筋肉でも行われていると言うことです。
運動後、24~48時間程の休息を取ることで、筋肉は激しい運動にも耐えられるように、自力で修復し、運動以前のカラダより強くなろうとします。
その際に、筋肉の材料となる「アミノ酸」をたくさん取り込んで、筋繊維をより太くしようとします。
これが超回復と呼ばれる現象です。
超回復に必要とされる休息時間が長いのは、運動後、アミノ酸が筋肉に取り入れられるまでに24~48時間程かかる為です。